
「高野六十那智八十」との言葉があります。
高野は高野山、真言宗金剛峯寺(こんごうぶじ)でして、那智とは那智の滝のある青岸渡寺(せいがんとじ)です。
「高野六十那智八十」とは、高野山には60歳、那智山には80歳を越えてもいまだに色っぽいお坊さんがいるということで、なぜ色っぽいかと言えば、もちろん男色をしているからです。暖色ではありません男色。
高野山は女人禁制でしたし、那智も修行の関係などで女人禁制的な厳しい部分も多々あったのでしょう。織田信長の森蘭丸みたいな関係もあるので当時は別におかしいわけでもなく、まあそんなものだったのでしょう。とかとかばかり言うと一気に有難みも薄れるのですが、今も昔も人たるものはそれほど根本変わらないのもまた事実。