三本足の八咫烏はなんで3本か諸説あるのですけど、あれは道案内の山伏のようなやつ説、言ったら役行者のような役小角さんみたいな説、というのを聞きました。
役小角(えんのおづの)さんは奈良県出身で、修験道の開祖でもあるのですが、葛城山を中心に修行を重ね神通力を得たとされています。後世には鬼を弟子にしたり、天狗に喩えられたりといった数々の伝説もあったりします。
修験道は山を聖域としたうえで、その聖域の奥深くまで分け入って修行することによって、神秘的な力を得て、その力によって自他の救済を目指そうとする山岳信仰の宗教、なのですが、有名なのに大峰千日回峰行があります。
大峰千日回峰行は、奈良県の金峯山寺蔵王堂から大峰山寺まで往復約48kmの山道を1000日間歩く修行です、飯はおにぎりだけ、飲み物は水だけとかで、コーラだめ、アクエリだめ、1日10何時間歩くことを100日以上続け、冬山は無理なので1年間で100数日歩くくことを9年間くらい続ける修行・・・。
と考えていくと、神武天皇(カムヤマトイワレビコ)が大和の橿原まで導かれた八咫烏は、中辺路ルートと大峯奥駈道ルートあたりを通るのだから、役行者・山伏だったのでは言うとそういう気もします。
杖ついてるので3本足だし確かに。
昔は168号線も169号線も当然ありませんので。