入り口には「熊野路」という標石があるのと、トイレもすぐ近くにあるので準備は万端でいけます。
ここから30分くらいかけて那智高原公園までまず歩いていきます。
ちなみに、大雲取越・小雲取越は難行苦行の「熊野古道」中辺路の最難所と言われます。熊野古道中辺路を経て熊野本宮大社に到着した際に、ここから熊野川を下って船で熊野速玉大社、海沿いを歩いて熊野那智大社へ行くのですが、那智から本宮に戻るときには川を逆走できないので山道を歩いたのですがそれが、「大雲取越」「小雲取越」です。那智から本宮に戻るために利用されました。
地蔵茶屋跡など、休憩所もあるので超過酷とまでは言わないのですが、途中で「お腹が痛いから帰る」と言ってもすぐに帰れないのでハイキングコースでは決してありません。
発心門王子から熊野本宮大社までは8キロで途中に茶屋も道もバスもあるのでハイキングコース、くらい感覚でもまあ大丈夫なのですけど、大雲取越は気合と準備万端が必要です。
途中に地蔵茶屋跡がありますが、これは2004年世界遺産登録が終わった後にできたもので、世界遺産登録後に参詣者が増えてきたことから少しでも参詣者にとってサポートできるような古道作り、として地蔵茶屋跡休憩所が新しくできました。