
那智の滝近くにあった説明看板
那智の滝は、マグマが急激に冷えてできた二酸化ケイ素を多く含む「流紋岩」と、柔らかい地層の境目にできた滝です。
流紋岩は浸食に強いのが特徴で、柔らかい地層が侵食される一方、流紋岩はあまり侵食されなかったために境目に滝が流れるようになりました。
いちおう高校の選考が地学だと、こういうのは興奮します。
速玉大社のゴトビキ岩もそうですし、花の窟神社もそうですし、古座川の一枚岩もそう、田辺なんかで言えばひき岩、あと救馬観音さんなんか岩とお寺が合体してるような不思議な場所ですが、これは全部この紀伊半島のなせる地質的なものです。こんな感じだから、すさみから串本までの高速道路で大きい岩が見つかってトンネル作りが大変とか聞くと「そりゃそうじゃ」としか思いが出てきません。令和9年にはできるとか言ってますが、もっと伸びてもおかしくないだろうな、と思います。
あと橋杭岩なんかも、なんじゃこれ?地形ですがこれも紀伊半島だから。