

伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕様へは月詣り
京都嵯峨野の愛宕山、山頂には愛宕神社があり、古くから「あたごさん」の名前で親しまれていますが、いよいよご登拝という入り口にかかってた看板です。
愛宕神社さんは大宝年間(701~704)に役小角と泰澄によって神廟が建てられたことに始まるそうです、役小角様なので修験道です。
江戸時代に流行ったのでここの愛宕さんは江戸の愛宕さんのようで、京都の総本山愛宕神社じゃないらしいのです。
「愛宕様」は、この唄が江戸時代の関東地方で詠まれたことを考えると、現在の東京・赤坂の愛宕神社(東京タワーの北側)を指しているものと思われるのですが、まあよしです。
お伊勢さんは大阪から徒歩で150キロくらい、熊野古道は中辺路ルートだと滝尻から本宮大社は40キロくらい、そこから那智大社に速玉さんも行けばプラス40キロから50キロ、愛宕神社さんはこの鳥居の場所から4キロですが800メートルあがるのでなかなかハードですので、昔の人はえらかったとしみじみ思います。熊野古道小辺路は約60キロから70キロくらい、極楽橋からケーブル乗らずに大坂道歩くルートでいくと熊野本宮大社さんまでは70キロくらいだそうです。