

東海道新幹線でビジネス移動するビジネスパーソンには、熊野古道特集はセグメントもターゲティングもぴったりです。
海外の方も多いので今回特集では田辺ツーリズムビューローのブラッドさんが紹介で出てましたが、神と人が出会う場所熊野にはビジネスパーソンを引き付ける魅力がたくさんあります。
歴史で言えば
・6世紀に仏教が伝来しまして
・7世紀には修験道の開祖、役行者が生まれて広め、
・9世紀には高野山に弘法大師さんが真言密教の聖地を作り、
・熊野はそれぞれ、那智大社さんは滝、速玉大社さんは岩、本宮は熊野川と大斎原、自然信仰
ただそこから神と仏が融合した神仏習合が熊野三山
・あとは天照大神の伊勢神宮 と熊野はさまざまなのですが、お互いが尊重し共存共生しているのが特徴で
熊野御幸は
・後白河法皇が33回
・白川上皇は9回
・鳥羽上皇は21回
・後鳥羽上皇は28回
と熊野の神様からご利益を受けるために天皇たちは熊野詣をしていた歴史があって、実は今の天皇陛下様も皇太子時期に熊野に来て滝尻から本宮まで熊野御幸されています。
世界遺産としては、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)とそれらを結ぶ道である熊野古道を中心とする「紀伊山地の霊場と参詣道」が、和歌山県中心に三重県、奈良県も含めて1万2000ヘクタールという日本で最も大きい世界遺産です。よく大阪なんかの人が「和歌山県は山ばっかりだよね」と素朴な感想を言われますが、山しかないからこそ自然信仰が生まれ、役行者の修験道が生まれ、紀伊山地の山々があったからこそ熊野が生まれたのだと思います。東海道新幹線のフリーペーパー「ひととき」10月号を読んで、諸兄はぜひ熊野にお越しやす。