仕事していて最も価値があることは、営業でもマネジメントでもコーディングでももちろんファイナンスでも人格でもなくて、
未知の領域や未経験領域で、最速で知識や思考を手に入れて一定の成果を出す能力 と言えると感じます。
過去の成功体験から帰納法的に思考したり、プライドを捨て教えを乞うたり、新しいことに貪欲にチャレンジしたり、子供の育児にどっぷり浸かりながらも思考だけは最速で働かせたりなどしながら、成果に結びつけることができれば市場収縮でもコロナの第二波や第三波でも、なんとかやり切れると思うわけです。そう考えると全くの素人ゼロベースからたたき上げて行動と失敗と成功経験を積み上げてきていれば、またそこに戻るのは意外に簡単だったりするので、経営的に思うのは転職で待遇を上げるよりも、待遇が下がる方が予後はいいと感じます。
自社傾向でもこの傾向が強いこともありますし、自分自身でも新しいステージでは自分の報酬など一気に下げたこと経験してますし、ただ数か月でも本気で取り組み寝食を忘れるくらいに没頭したので、結果は予後も評価も上がっています。そのへんは責任を自分で引き受けて前向きに引っ張って、上司や会社の方向性を考慮し推察し自分でも納得して行動を行うことで評価もついてきますので、「待遇を下げることへの恐怖心」はあまりなかったりします。
むしろ、待遇を下げることへの恐怖心を持ったまま経験もしてないのに交渉するのは愚策であって、この仕事柄だとサッカー選手と一緒でボール蹴らないとわからないし、ボール蹴っても試合でフォーメーションや戦術理解しないといけないし、試合で使えるのかなどは練習見ないといけないし、採用活動になるとサッカーチームなのに「ボール蹴ったり試合での動画見てないのに本採用決定」という恐ろしいことがまかりとおるので、相当怖いのです。
まあ履歴書の職務経歴やチーム経験、年齢などでレベル感はほぼ把握できますが、若い人は若いゆえに難しいところは多々あります。ポートフォリオだけ見ても、100メートル12秒台で走ります、チームは大阪でベスト8です、くらいのことしかわからず、調べたらずっと補欠選手なんてこともざら。さらに怪我でほぼ今使えないこと隠してる、とかまでも。未知の領域への挑戦というのは経験値も必要なので、ライフステージの変化なんかはとてもよくて、高校・大学・社会人や独身・既婚・育児・介護なんかのプライベートもそう、住環境変化もいいですし、こうなると経営者の会合などでの三役経験も活きたりしますし、スポーツなんかでもそうです。
小中高のチーム変化に選抜トレセン経験や、合宿遠征もそうです。あとはバイトもふさわしくて飲食やサービス業経験も最適化されますので。飲食でめちゃくちゃ怒られてる先輩など見ながら「あれはあかん」などと学ぶことも大事なので、こんな変化経験がないと仕事は難しくてアップアップするんだと感じます。このへんを一概にコミュニケーション能力とはいいがたいので、挑戦力と名付けたいと思ってます。
なので運動神経悪くて体調も悪くて、経験も豊富でなくて、今でも仕事終わると疲れて家でゴロゴロで、ずっと自宅住まいで会社仕事以外の仕事経験なくて、専門学校だけは行ったのでデザインできます、人材を敬遠するのはこういった諸事情だったりするわけです。同じくパートでもサービス業経験だけだと知的格闘技理解できないので、頭脳勝負で他社や顧客にことごとく敗戦してしまうのも同じ。
そして怖いことにそういった方の予後が、「待遇を下げることへの恐怖心」に繋がります、が経験則です。