沖縄の金武町にある日秀上人が開いた金武観音寺

金武観音寺です。
観音寺は16世紀に西方浄土を目指して、和歌山県から船を出して金武湾にたどり着いた日秀上人によって開かれました。

ちなみにちなみに、日秀上人が金武に辿り着いたのは、那智勝浦からの補陀落渡海によるものだったと伝えられています、すごすぎます。
補陀落渡海は海の向こうに極楽があるぞということで、この世の誰も見たことない浄土に向かう儀式なのですが、船に食料詰め込んで後はいってらっしゃいという世界なので何人ものえらい方が即身成仏なってるわけで、命をもって信仰を示す最高位の行為なのですが、そんな補陀落渡海で流れて沖縄に到着するって、この現代でも「本当ですか?」の話です。
補陀落渡海では、外に出られないように扉をくぎでふさいだ小さな舟に、30日分の食糧と油を積み、呪文を唱えながら伴舟に曳かれて海へと旅立ったそうですけど、流れ流れて沖縄で発見されるって。

現在では車と船で39時間1800キロで到着します。
日秀上人は元々高野山だったので、沖縄の地で熊野信仰とともに真言宗を広めたと言われていますが、補陀落渡海で那智勝浦から沖縄にたどり着いた日秀上人もびっくりだったのではないでしょうか。ここどこやねん?状態ででしょうし、世の中には本当にすごい人がおられます。またいつか、金武観音寺に立ち寄ってみたいと思います。

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訪問可能地域

和歌山県下各市町村
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